2006年12月14日

ばんえい競馬の存続

(競馬の実施に関する事務の委託)

第21条 都道府県又は指定市町村は、政令で定めるところにより、競馬の実施に関する事務を他の都道府県若しくは市町村、日本中央競馬会又は私人に委託することができる。

2004年の競馬法の改正に基づき、地方競馬の経営に民間企業が参入が可能となりました。

改正された競馬法にのっとって、
ソフトバンク・プレイヤーズ株式会社をはじめとするソフトバンクグループが、
帯広市から業務を委託され、来期もばんえい競馬を開催することとなりました。

今までは、北見競馬場・岩見沢競馬場・帯広競馬場・旭川競馬場の
4箇所で開催されてきたばんえい競馬ですが、来期からは帯広市の単独開催となります。
他の3箇所については、廃止を前提に行政が動いていたとのことで、
支援するファンの存続運動もむなしく廃止が決定となりました。

特に岩見沢市に関しては、
署名が市長まで届けられず、農政課止まりで存続運動自体が闇に葬られたそうです。
メディアでさえも、地元での存続運動はなかったような報道もあったようです。

現在、世界各地に競馬を開催している国は多々ありますが、
ばんえい競馬を行っているのは日本の北海道だけです。
世界で唯一の文化であるばんえい競馬を、
赤字経営だけを理由に放棄してしまおうとする姿勢が残念で仕方ありません。

今回のばんえい競馬廃止騒動については、
ソフトバンクが参入することで一時的に収拾がつきましたが、
ソフトバンクも一企業として、利益が見込めないという結論に達してしまうと、
再び廃止の危機に立たされるでしょう。

世界で唯一の存在であるばんえい競馬という文化の行く末を、
利益最優先の民間企業に託したのは大きな冒険だと思います。
赤字によって、自治体が経営不可能になったとしても、
文化の保護という名目で国が経営を援助すればいいのではないでしょうか。

正直、これから先、ばんえい競馬の売り上げ向上は難しいと思います。
ソフトバンクは、何らかの策があって名乗り出たとは思いますが・・・。
日本が世界に誇れる唯一無二の「文化」として、
ばんえい競馬には末永く存続してもらいたいものです。

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