レース展開判断の重要性
競馬を予想をする上で、最も重要でありながら最も難しいのが展開判断です。
誰もが展開判断を難しいと思っていることでしょう。
当然です。まぎれる要素がありすぎますから。
全てを考慮して展開判断を的中させるのは至難の業です。
しかし、全体的な流れをつかめるかどうかだけでも、かなり違います。
日本の競馬は、JRAが各馬を細かくクラス分けしているので、
似たような能力の馬がレースをします。
そのため、レース結果は各馬が能力を出し切れたかどうかで大きく変わってきます。
レース展開の影響で、沈んだ人気馬はとても数え切れません。
似たり寄ったりの馬が対戦してるのですから、
レース展開一つでその力量差など簡単に逆転してしまいます。
展開判断とは、各馬が能力を出し切れるかどうかの判断ともいえるでしょう。
JRAは、全てのレースを6階層に分けて、
同じような能力の馬が競走するようにレースプログラムを組んでいます。
それは、競馬をギャンブルとしてなりたたせるためで、
まず前提としてレースは、同じような能力の馬同士で競走することを忘れないで下さい。
同じような馬同士が走るということは、
人気のない馬でも展開次第で勝ち負けになるという図式が成り立つということです。
意外と忘れがちですが、これは展開を考える上でかなり重要になってきます。
JRAのレースは、競走馬の出走歴と収得賞金額によってクラス分けされています。
新馬戦は、一度も走ったことのない馬同士のレースとなるので、
能力の高い馬と低い馬が対戦してしまうことが良くありますが、
クラスが上がっていくにつれて、馬同士の能力の差はなくなっていくと言え、
余計にレース展開の影響を強く受けやすくなると考えられます。
2006年の夏以前の競争条件制度では、
レースごとの収得賞金額の取り決めが複雑だったことから、
勝ってもう一度同条件でレースをするということが出来ました。
本来ならばクラスが上がるはずの馬が、
もう一度同じクラスで競馬が出来るのだから有利に決まっています。
圧倒的有利な馬がいるということは、ギャンブルという観点において熱が冷めてしまいます。
それを防ぐために、JRAが一度勝ちあがった馬は、
必ず上のクラスに昇級するという制度に変更しました。
それにより、さらに同じくらいの能力の馬がレースをするという傾向に拍車がかかったと言えます。
そして、さらにレース予想を難しくするのが斤量の存在です。
GⅠやGⅡは、強い馬が勝つように定量で行われることが多いですが、
GⅢから条件戦は、別定やハンデ戦のレースがかなり多く目に付きます。
出来る限りゴール前で横一線というコンセプトの元、斤量が決定されているのですが、
これも全て競馬のギャンブル性を高めようというJRAの魂胆と言えるでしょう。
これでより一層能力に開きがなくなった以上、展開の果たす役割は上昇します。
明日は、レース展開が馬に与える影響について考えていきます。

