2006年11月27日

ジャパンC回顧

凱旋門賞で3着と破れ、
レース後の検査で失格となった日本最強馬ディープインパクト。
遠征帰りと、周囲の雑音などから、
普段よりも不安視されるジャパンCとなりましたが、
終わってみれば、強い馬は強いの一言に尽きる内容でした。

レースは、トーセンシャナオーによる超スローペースの逃げとはならず、
外からコスモバルクが積極的にペースを作りに行きました。
大人しくしていても、おそらく掲示板は堅い馬でしょうが、
やはり陣営は勝ちに行きました。
コスモバルクが勝つとしたら、自らペースを作る以外なかったでしょう。

1000m通過は61.1の平均ペース。
もし、メイショウサムソンも積極的にコスモバルクに絡むぐらい先行すれば、
さらにペースアップし、上がりがかかる競馬となって、
まぎれることも考えられましたが、
コスモバルクによる単騎でその可能性も消えました。

1000m通過後、コスモバルクが息を入れたことにより、
後続も楽して追走することができました。

残り800mからラップが11秒台を刻み、
早めに仕掛けて後続を突き放そうとしたコスモバルクでしたが、
タフな東京での早仕掛けは少々苦しかった模様。
ゴール前ではバテてヨレるシーンもありました。
馬体重が+10キロと、少し重め残りだったことも原因かもしれません。
しかし、見せ場はきちんと作りました。
馬体が絞れれば、有馬記念も楽しみと言えるでしょう。

勝ったディープインパクトは、道中も不利を受けない外外を回る競馬。
4コーナーから直線を向くところでは、
ウィジャボードの外から被せるように進出し、
ウィジャボードの仕掛けを遅らせる武豊の好騎乗も光りました。
直線で追い出すと、いつも通りのディープインパクトの走り。
上がり33.5の鬼脚を繰り出し、
完勝と言える内容でした。
東京コースで走らせたら、世界一強いと言っても過言ではないでしょう。
次は、ラストランとなる有馬記念。
昨年、唯一の苦杯をなめた中山の舞台で、
最高の終幕となるでしょうか。

2着のドリームパスポートは、道中経済コースを通り、
直線インから抜け出す岩田の好騎乗。
勝ったディープインパクトにはねじ伏せられる形となりましたが、
3歳でこのメンバーに入って2着は価値があると言えるでしょう。
この馬も本来広いコースのほうが向いている馬。
東京での安定感は素晴らしいですね。
逆に、有馬記念でうまくさばけるかは不安と言えるでしょう。

メイショウサムソンは、コスモバルクと並ぶような形で先行すれば、
上位に残る可能性もありましたが、
中団を追走した時点で、もう勝負圏外と言えたでしょう。
メイショウサムソンも34.5の上がりを繰り出しましたが、
それがこの馬の限界。
ほかに切れる馬が多数いる中では、出番はありませんでした。
しかし、東京や京都よりも、中山向きと思える走りなので、
有馬記念でこそ持ち味が活きるでしょう。
逆襲に期待ですね。

そして、10着とよもやの結果となってしまったハーツクライ。
敗因は、ノド鳴りや、休み明けなどと様々な憶測が飛び交っていますが、
確実な情報はありません。
陣営も敗因を断定できておらず、気持ちの悪い結果となってしまいました。
検査に異常がなければ有馬記念に出走させるようですが、
敗因がわからない以上有馬記念でも手を出しづらい存在と言えます。
現役続行か、あるいは引退か。
有馬記念で結論がでるとのことです。

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