2007年05月14日

ヴィクトリアM回顧

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案の定とも言うべきか、カワカミプリンセスは見せ場もないまま着外に敗れた。
これほどまでに不安要素が揃っていながら、直前は2.1倍の断然人気。

もちろん、これまでの断然の実績を考えれば仕方のないところかもしれないが、
馬の能力の適正と、考えられる展開を予測すれば、今回は買うべきところではなかった。
しかし、前傾での底力は現役牝馬で文句なくNo1なので、巻き返しは必至だろう。

人気になる馬でも、買いどころと消しどころをきっちり掴むのが、回収率アップに繋がるといえる。

12.3-10.8-11.7-11.8-11.6-11.2-11.2-11.9

ラップだけを見ると、道中の緩みの少ないハイレベルな争い。
しかし、前日からの謎めいた高速馬場によるものが大きく、額面どおりに受け止めるのも早計か。

逃げたアサヒライジングが、テンからの2Fでハナを主張。
その後3つ続けて若干の緩みを見せるが、極端に緩ませることはなかった。

結果的には、ここで緩ませなかったことにより、後続との差を保ったまま直線を向くことが出来た。
キレ勝負では分の悪いアサヒライジングは、是が非でも緩ませない逃げを打ちたかった。
その意味では、鞍上の思い通りのレースが出来たと言えるだろう。

そして、馬場状態を考慮に入れると、決してハイペースとはいえないこの流れを、
好位でうまく溜めた組が上位を占めるという結果になった。

差し組は、この馬場と展開に完全に持ち味を殺された印象。
もしも先行勢がアサヒライジングにもう少し早くプレッシャーをかけていれば、
それに便乗して差を詰めにかかっており、直線も際どい競馬が出来ただろう。

それをさせなかった先行勢と、逃げた善臣の好騎乗を褒めたい。

奇しくも、上位入線の騎手は全て、前日から東京競馬場で騎乗していた組。
この特異な馬場を前日から経験していることによって、
どの部分が一番伸び、どの程度で運べば終いまで伸びきれるかを掴んでいたのだろう。

アイルランドへの武者修行以降、メキメキと頭角を現してきた松岡正海。
今後の彼の手綱捌きには要注目だ。

※個人的に、関東の騎手では先行力は3本の指に入ると思っています。

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