毎日王冠回顧
GⅠ馬6頭出走という豪華なメンバー構成と、
ディープインパクトの凱旋門賞フィーバーというきっかけもあってか、
GⅡにしては珍しい観衆6万人を集めた今年の毎日王冠。
主役の座を射止めたのは、
東京コースが苦手というレッテルを貼られていたダイワメジャーでした。
内枠に逃げ馬のメジロマントル、先行馬ノダイワバンディットが入り、
この2頭がペースを作るかと思われましたが、
大外枠発走となったダイワメジャーが、
好スタートから前をつつく展開で、1000m通過は58.8。
週末の雨で、開幕週ながら時計がかかる馬場だったことを考えると、
ハイペースの厳しい流れとなりました。
毎日王冠の展開考察で書きましたが、
ダイワメジャーはスローペースでの先行は苦手とします。
瞬発力がないため、スローの上がり勝負では分が悪い馬です。
よってダイワメジャーの動向が焦点となりましたが、
鞍上の安藤勝己は積極策でペースを自ら作りにいきました。
実力馬につつかれたことでメジロマントルのペースもあがり、
道中緩みなく流れたことによって実力のない逃げ・先行馬には厳しい展開に。
4コーナーから直線へ向き、早々先頭に立つダイワメジャー。
外からダンスインザムードが迫り、
一旦交わされましたが、そこから差し返す底力を見せました。
ペースが上がった分、差し馬も多少見せ場はありましたが、
やはりそこは開幕週。前を捕らえるには至りませんでした。
毎日王冠ラップタイム
12.5 - 10.9 - 11.3 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 11.3 - 11.0 - 12.3
道中よどみのない流れだったために、
最後の1Fの時計がかかっています。
仮に道中がもっとスローで流れていたならば、
最後の1Fも11秒台前半で乗り切っていた可能性が高く、
上がり3Fで瞬発力のないダイワメジャーは交わされていたでしょう。
ハイペースで先行し、底力が問われる流れとなった時こそ彼の持ち味は活きます。
一度は先頭にたったダンスインザムード。
アメリカ帰りもあってか、安田記念の時と比較すると+22キロという馬体のつくり。
見た目は太め感はありませんでしたが、やはり多少影響したのでしょう。
最後の1Fでとまってしまいました。一度叩いて次は万全の仕上がりできそうです。
だらしなかったのがアサクサデンエン。
毎日王冠最終考察で書いた彼の唯一の不安材料である、
「一線級のメンバーとの中距離での厳しい流れを経験していない」
といのがモロに出てしまったように思えます。
鞍上の藤田伸二の騎手の話では、
インで我慢して前が開き、これは勝てると思ったとの事ですが、
陣営にも不可解な敗戦だったようです。
昨年の天皇賞秋4着で中距離実績もあると思われがちですが、
あのレースは超スローペースでの上がり勝負。
スタミナに不安のあるマイラータイプでも対応可能でした。
それを考えると、やはりアサクサデンエンはマイル向きでしょう。
天皇賞に行くようであれば、軽視してもいいと思います。

