2006年10月16日

秋華賞レース回顧

誰がオークス以来のぶっつけを不安視などしたのか。

オークス馬カワカミプリンセスが、女王の名に相応しく華麗に舞った今年の秋華賞。
ファビラスラフィン、ファインモーションがマークした秋華賞レコードに
コンマ1秒差と迫る1.58.2の好時計で、史上初の無敗のオークス&秋華賞馬に輝きました。

秋華賞最終考察で書いたとおり、
アサヒライジングが大外枠もあって4番手に控える競馬。
しかしその外から、トシザサンサンとコイウタが積極的に逃げる構え。
結局外の2頭と、内のシェルズレイがペースを作る形となりました。
1000m通過が58.4というハイペースは想定の範囲内。

しかし、前3頭が馬群を離してのレースとなったため、
4番手に控えたアサヒライジングが、奇しくも単騎逃げのような状態になりました。
前3頭から5馬身以上後ろに控えたアサヒライジングのペースは、
おそらく59秒台後半で、馬場を考えるとそれほど速いペースではなかったかもしれません。

馬群の中団を追走するカワカミプリンセス。
それを2馬身後方でマークする形のアドマイヤキッス。
その内に両方見る形でキストゥヘヴン。

カワカミプリンセスがまずは外を回って仕掛けますが、
アドマイヤキッス、キストゥヘヴンはいまだ動かず。
武豊得意のワンテンポ仕掛けを遅らせる戦法だったのかもしれませんが、
結局アドマイヤキッスはそのさらに大外を回らざるを得なくなり、
かなりのコースロスを受ける羽目に。
上がり3Fのタイムがカワカミプリンセスと同じレース最速だったことを考えると、
4コーナーでのあのロスはかなり痛かったでしょう。
結果的に道中の位置取りの差が出てしまいました。

キストゥヘヴンの安藤勝己は、うまくインをつきましたが伸び切れず。
一気に突き抜けそうだったというコメントが残っていますが、
レース後に外傷が見つかり、ハ行していたとのことから、
それが最後の伸びに影響があったと思われます。

力をつけている印象だったのがシェルズレイ。
前半ハイペースの3番手で追走しながら、
アサヒライジングに食い下がり、僅差の5着。
道中かかり通しだったことを考えると、
春よりも上位との差は縮まっているのではないでしょうか。
落ち着きがでてくればこの馬も今後面白い存在となりそうです。

結局、今年の秋華賞は、
オークスの上位4頭の着順の2・3着が入れ替わっただけでした。
それだけ今年のオークスのレベルが高かったということでしょう。

おそらく次はエリザベス女王杯に駒を進めるであろうカワカミプリンセス。
スイープトウショウを相手にどういう競馬をするかが注目されますが、
この馬ならば、互角以上の戦いが出来るでしょう。
今から楽しみです。

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